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友達の友達をたどり6ステップ経由すれば世界中の人とつながるという「6次の隔たり」
1967年、スタンレー・ミルグラムのスモールワールド実験の裏付けとして広まりましたが
SNSでは6次の隔たりが3.5次の隔たりに縮まっているようです。
もともと6次の隔たりという概念は、
1929年にハンガリーの作家フリジェシュが初めて提唱したとされています。
6次の隔たりという名称は劇作家ジョン・グエアの戯曲に由来し映画化されました。
この現象はなぜ起こるのでしょうか。
前提として重複した知り合いはいないということと
人は平均して44人の知り合いを持つということから成り立ちます。
1人の人と知り合ったらその人とつながりがある44人と知り合いになります。
この考え方はSNSが普及したことで実感が持てると思います。
これを6回繰り返すのが6次の隔たりです。
44×44×44×44×44×44=7,256,313,856人
6人つながれば72億人以上の人と知り合いになり
世界中の人々と知り合いというものです。
イェール大学の心理学者であるスタンレー・ミルグラムは
スモールワールド実験から6次の隔たりは正しいと言えることがわかりました。
また映画好きの方ならケビン・ベーコン数も懐かしいでしょう。
日本でもバラエティ番組で検証されたことがあります。
さらに、6次の隔たりはソーシャルネットワークの概念で、SNSに非常に関連があり、
人が多数集まるSNSでも同じ現象が確認されるだろうと言われています。
実際にSNSサービスのmixiやFacebookでも実験されています。
mixiの時は7人で98%のユーザーとつながることが確認されました。
Facebookでは度々調査が行われています。
2011年Facebookユーザーは7.21億人、リンク数は米国内3.74人/世界4.5人でした。
2016年にはFacebookユーザー15.9億人の知り合いリンクを調査したもので、
米国内で3.57人は世界では4.57人であり総数が増えているのにリンク数が減っています。
そのことからもFacebookはより人と人との距離を縮めていることがわかります。
2030年にはユーザー数は50億人に増加するとCEOが語っています。
そうすると世界がさらに狭く感じるかもしれません。
これは本当に世界が小さいというわけではありません。
世界の広さも凌駕するほど人のつながりが強いのです。
筆者は海外で勤務していたこともあり本当に人のつながりの強さを実感しています。
さて、人のつながりが強いことで利点もあれば、ほんの数人の知り合いしかいなくても
全世界の人々に通じてしまうというネットワーク上の「つながり」が
時に悪用されたり被害にあうこともあります。
世界中どんな人とでもつながりを持てるのが、我々が現在生きている「ネットワーク」なのです。
筆者は人のつながりの強さで何度も窮地を救ってもらいました。
今では私の長所は周りの人に恵まれていることですと言えます。
そんな筆者は次回から世界を感じていただくために
海外旅行をお手軽に行く方法などを書いていこうと思います。
1日80件ほどの海外旅行に関する問い合わせを受けていましたのでどなたかのお役に立てますように…