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2019年の4月から社員に有給休暇を年5日
確実に取得させることが企業の義務となるようです。
働き方改革の一環で社員の有休義務化や
プレミアムフライデーを導入したりなど
今迄の働き方を見直される一方で
相変わらず過労死の報道や
サービス残業だったり、遅くまで働いている方は
身近にいらっしゃると思います。
かつてはkaraoke, geisha, mottainaiという日本語が
そのまま英語辞書にという話がありましたが
Karoshiという言葉がそのまま英語辞書に載るのは
日本はそういう国なのだと表しているようで
ほめられたことではないと思います。
では長時間働いている日本は
経済的にみて他の国より生産性が高いのでしょうか?
そんなことはあまりないようです。
日本より、生産性が圧倒的に高いのに、
労働に費やす時間は圧倒的に少ない国があります。
例えば、ドイツは1日の労働時間が10時間に限られていますし
徹底した成果主義の社会でもあります。
短時間で成果を出す人が最も高く評価され、
労働時間ばかり長くて成果が出なければ「無能な社員」の烙印を押されます。
そういえば、大学時代の第二外国語をドイツ語にした時も
成果主義であるドイツにあこがれていたからだったような
気がします。昔のこと過ぎてすっかり忘れていましたが。。。
日本には仕事は「人」が背負うイメージが強いですが、
ドイツでは仕事は人ではなく「会社」についていると考えられているようです。
責任感からかはたまた島国だからなのか
個人が仕事を抱え込むというのが日本人には
多くあるように思います。
私がマレーシアにて従事した際
最初に戸惑ったのは
『自分の仕事ととらえないこと』
というものでした。
やりかけの案件でも
なんでも会社のファイルに共有しており
私ではない人も進捗具合を把握し
いつでもだれでも対応できるようにしている
というのが、仕事だと言われていました。
帰国してからは
会社の生産性を考えたら
きっと誰かが抱え込むのではなく
誰もが関わり対応できる状態にしておいた方が
よかったなと思いなおしました。
日本人は根本的に
頼まれたら断れないし、抱え込んだら
休みを削って健康を害したとしても
働き続けると思います。
かつて
マレーシアで3つの部署を経験し
新規事業の立ち上げにも関わりましたが
新しく入ってきた方は
私用のため、労働時間外以外は一切働きませんと宣言し
その方の穴を埋めるために8時間勤務のあと
8時間残業していた時期があります。
上司であるインド人から
あなたはいいように使われている
日本人だから断らないとわかっている。
と片付けられました。
この一言が当時の私にはなんだか癪にさわり
その後、必ず8時間しか働かない
誰かのためにとかは考えない
という非情な態度を取ろうと思っていました。
でも誰も非情などとは思わない
当然でしょ?っと思われていました。
日本でも
社員が長期不在にしても仕事を回る体制を作ることの方が
先決だと私は思います。
そうすることで、介護や育児、趣味の時間に充てたとしても
会社が回っているのなら
有休を義務化しなくとも
自分から有休はとれると思います。
今度は英語辞書にkaroshiではない他の日本語が
載ってくれるといいなとも思います。
時短で生産性を上げる取り組みをしたいですね。
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