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こんにちは、株式会社NEXTゼネラルマネージャーの野田です。
本日の話題は、不動産投資シュミレーションになります。
国内外の不動産コンサルティングをしていますが
国内不動産や海外不動産の購入で色々な事例がございます。
成功事例も貴重ですが、
失敗事例からも半面教師として学ぶべきことは沢山あります。
例えば、国内不動産の場合、
1億円の不動産で表面利回り8%
築17年のRCを金利2%で融資購入されたケースです。
上記のような物件は現状では普通にあります。
むしろ、エリアによっては、ぱっとみは、儲かりそうな感じがします。
では、不動産シュミレーションをしてみると、どうなるでしょうか?
よくある不動産サイトのシュミレーターではなく
税理士が監修している、税務にしっかり対応したものを使用します。
上記の物件の年間家賃収入(売り上げ)から
費用、税金を引いた、本当の手残りは38万円となりました。
1億円のリスクをとって、年間38万でしたら
想定外の空室や修繕が出た場合は、赤字になる可能性も十分にあります。
このケースでしたら、
あえて不動産投資をするよりも、パートに出て収入を得たほうが
リスクとリターンをみた上では、バランスがとれるでしょう。
また、この不動産が最終いくらで売れるのか?
出口でいくらの売却益がでたのかによって
この不動産事業の本当の収益がわかります。
例えば、10年間所有するとして
所有時税引き後のキャッシュフロー累計と
売却時税引き後のキャッシュ合計値から
物件購入時にかかった費用を引くと
10年間不動産を所有して出た、本当の収益がわかります。
現在のような、不動産のバブルで上昇した物件を
高値で購入してしまうと、なかなか収益が出にくくなってしまいます。
収益性の低い不動産をいくつも所有して
スケールメリットをだし、薄い収益でも物件数でカバーする方式があり
現在の投資スタイルの一つとして、様々な著書がでています。
ただし、収益性の低い不動産の場合
空室リスク、修繕リスク、出口戦略の失敗(売却時にうまく利益がでない)等
を考慮していくと、資産だと思っていた物件が
実は、負債だったというケースにもなりえます。
やはり、シュミレーションをして、色々なリスク分析をして
そのリスクをふまえ、それでも十分な利益が残る物件を
選定していく事をおすすめします。
次回は海外不動産についてお伝えいたします。