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スポーツの秋、と言わず年中スポーツ観戦が趣味で
先日私のスポーツ観戦姿を同僚に見られてしまいました。
それはそれは恥ずかしかったです。
先週『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK』という講演会に参加しました。
スポーツ大国アメリカでは励ます技術をPEP TALKと呼んでいるそうです。
スポーツなどの試合前に監督が選手を激励するコーチング話術です。
私はスポーツをよく観戦しますが
ここ一番の大勝負、監督が選手を激励するさまは
こちらまで熱くなり、感動します。まだ試合も始まっていないのに。
日本でも最近では激励の話術も聞かれますが
以前はやってほしくないことに否定形をつけて激励していませんでしたか?
緊張するなよ!とかミスしないように!など。
スポーツに限らず
仕事でも、大事な契約を取る前に、プレゼンをする前に
『失敗しないようにがんばりなさい』とか
失恋してしまった場合でも
『大丈夫、次はいい人がみつかるよ。』って
言われた本人にとっては、逆に落ち込んだりするものです。
なんて日本人は相手を励ますのが下手なんでしょうか。
それもそのはず、そもそも励まし方なんて習ってないんですもの。
『欲しがりません、勝つまでは』といった感じで
日本人は自分や相手を叱咤激励してきました。
それが大きなプレッシャーになっているのです。
激励するつもりが相手を追い詰めていることもあります。
私も学生時代にはスポーツの特待で高校、大学に進学しないかと言われましたが
すべて母親によって断られました。
私の両親はスポーツが得意でしたので実業団や五輪選手のいる学校が母校です。
その友人をたくさん見ている母からすれば
スポーツ選手として私には決定的な欠点があったようです
それはここぞというときに実力を出せないメンタルの弱さ
大会前、自分でもこのままいけば大丈夫という自信はあります
しかし、本番になるととんでもないミスを犯すのです。
それは普段ならありえないのにと思えるほど。
それでもスポーツは好きでしたが、自分でも
精神的に弱いのでは?と思い現在は武道を続けています。
そんな私はPEP TALKを聞いて、私はかかる期待に耐えられなかったのだと思い知りました。
また、自分自身も励ましているつもりで
後輩を追い詰めてしまったこともあります。
妹を追い詰めたこともあります。
わたしは、もっともっとやればできるのに!
という思いから叱咤していましたが逆効果でした
自分だってそれで何もできなくなったのにいい加減なものです。
実際にPEP TALKはどのようにして励ましているのでしょうか?
それには5つのルールがあります。
1.ポジティブな言葉を使う
2.短い言葉を使う
3.わかりやすい言葉を使う
4.相手が一番言ってほしい言葉を使う
5.相手の心に火をつける本気のかかわり
叱咤激励するのは、相手に実力を発揮してほしいとか
うまくいってほしいという期待がかなり大きいからです。
あと一歩、その実力を引き出すためにも励まし方を学んでみてください。
スポーツに限らず
テスト・運動会・受験前のお子様に
恋愛・人間関係・結婚で悩んでいるご友人に
ビジネスで頑張ろうとしている部下や同僚に
あなたの周りにも
あなたの励ましを必要としている人はたくさんいます。
PEP TALKに関してはエニシアでも講演会のリーフレットがありましたし
本も出版されています。
アメリカのPEP TALKはネットでも検索できますので
この秋、大事な人を励ませるようになってみたいものです
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